診療協同部- 診療放射線室ついてご紹介します。
当部門について
基本方針
- 診療放射線室について
診療放射線室では、X線、磁気、放射性同位元素などを利用し、高度な検査・治療を行っています。そして安心かつ安全に検査・治療を受けていただくために、医療被ばく低減と医療被ばく管理に注力しており、日本診療放射線技師会から医療被ばく低減施設の認定を得ています。さらに、読影の補助に積極的に取り組み、診療を支援しています。また、医療安全対策や撮影技術レベルの維持・向上に努めています。
職種構成
- 診療放射線技師
- 看護師
- 事務
施設基準
- 日本診療放射線技師会認定 医療被ばく低減施設
- マンモグラフィ検診施設画像認定施設
- 日本放射線技師会臨床実習指導施設
各種認定技師
原子力安全技術センター 第1種放射線取扱主任者 | 26名 | 原子力安全技術センター 第2種放射線取扱主任者 | 2名 | ||||||
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医学物理士認定機構 医学物理士 | 5名 | 放射線治療品質管理機構 放射線治療品質管理士 | 3名 | ||||||
日本放射線治療専門放射線技師認定機構 放射線治療専門放射線技師 | 4名 | 日本乳がん検診精度管理中央機構 検診マンモグラフィ撮影 認定診療放射線技師 | 18名 | ||||||
日本救急撮影技師認定機構 救急撮影認定技師 | 6名 | 日本診療放射線技師会 Ai認定診療放射線技師 | 4名 | ||||||
日本消化器がん検診学会 胃がん検診専門技師 | 2名 | 日本消化器がん検診精度管理評価機構 胃がんX線検診読影部門B資格 | 2名 | ||||||
日本消化器がん検診精度管理評価機構 胃がんX線検診技術部門B資格 | 2名 | 日本超音波医学会 超音波検査士(血管領域) | 2名 | ||||||
日本超音波医学会 超音波検査士(消化器領域) | 4名 | 日本超音波医学会 超音波検査士(体表臓器領域) | 5名 | ||||||
日本超音波医学会 超音波検査士(健診領域) | 1名 | 日本超音波医学会 超音波検査士(泌尿器領域) | 1名 | ||||||
肺がんCT検診認定機構 肺がんCT検診認定技師 | 1名 | 日本診療放射線技師会 臨床実習指導教員 | 9名 | ||||||
日本磁気共鳴専門技術者認定機構 磁気共鳴専門技術者 | 2名 | 日本X線CT専門技師認定機構 X線CT認定技師 | 4名 | ||||||
日本診療放射線技師会 放射線管理士 | 7名 | 日本診療放射線技師会 放射線機器管理士 | 8名 | ||||||
日本診療放射線技師会 画像等手術支援認定診療放射線技師 | 4名 | 日本診療放射線技師会 放射線被ばく相談員 | 3名 | ||||||
日本アイソトープ協会認定 作業環境測定士 | 1名 | 日本診療放射線技師会 医療画像情報精度管理士 | 3名 | ||||||
一般社団法人 医療安全全国共同行動 医療安全管理者 | 1名 |
組織
一般撮影室
一般撮影室では、最新の撮影機器FPD(フラットパネルディテクタ)を使用して、骨、胸部、腹部、小児撮影等のX線撮影を行っています。このFPDの導入により、従来のシステムに比べ被曝線量を減らしつつ画質を向上させることができ、さらに、写真を瞬時に確認できるためスムーズな撮影を行うことができるようになっています。 撮影の際には、患者さんの安全を第一に考え、ポジショニングを行うよう努めています。
特殊撮影室
特殊撮影室では、専用のX線撮影装置を使用して検査を行っています。
専用装置の撮影室として、乳房撮影室(マンモグラフィ―、トモシンセシス撮影)、歯科撮影室(デンタル撮影、パノラマ撮影、歯科CT、セファロ撮影)、長尺撮影室(全脊椎撮影、下肢全長撮影)、腎盂撮影室、骨密度測定室があります。骨密度測定装置では骨密度に加え骨質(TBS)の測定をすることができます。また、画像ファイリング、画像品質管理等の業務も担当しております。
乳房撮影 使用機器 | Siemens社製 MAMMOMAT Inspiration | ||||
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Hologic社製 3Dimensions | |||||
骨密度測定 使用機器 | GE社製 PRODIGY Advance |
CT室
CT検査は、エックス線を用い得られた情報をコンピュータで計算して身体の断面を画像化する検査です。検査目的によっては、造影剤を使用することがあります。
当院では2022年12月に64列型マルチスライスCTを80列型マルチスライスCTに更新し、本棟では320列型エリアディテクタCT装置、2管球搭載型マルチスライスCT装置および80列型マルチスライスCT装置を使用して検査を行っています。 320列CT装置では、1回転で心臓の画像が得られ、1秒程度で頭部撮影が可能です。また、2管球CT装置では、心臓など常に動いている臓器のブレの少ない画像が得られます。これらの装置を駆使し、造影剤の減量や被ばく線量の低減、デュアルエナジー撮影による物質分別などの機能イメージングに対応しています。南棟の80列型マルチスライスCTでは主に、精密な肺がんの検査胸部CT、内臓脂肪CT、大腸CTなどの健診検査を行っています。
使用機器 | キャノンメディカルシステムズ社製 Aquilion ONE NATURE Edition | ||||
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Siemens社製 2管球搭載型マルチスライスCT装置 「SOMATOM Definition Flash」 | |||||
Canon社製 Aquilion Prime SP i-edition |
MRI室
MRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の略で、磁気と電波を利用して人体の様々な断面を撮像する検査です。放射線を使用していないので被ばくの心配はなく、軟部組織の描出が良いのが特徴です。また、身体の部位によっては造影剤を使用せずに血管を描出することが可能です。検査時間は撮像部位によって異なりますが、概ね20分~40分程度です。装置寝台上で安静にしていただきます。撮像中は装置から断続的に音が発生しますがヘッドホンをつけていただきますのでご安心ください。
当院では2022年6月に本棟の1.5テスラMRI装置(1.5T-MRI)を更新、2022年9月に1.5T-MRIを3テスラ装置(3.0T-MRI)に更新し、3.0T-MRI装置2台、1.5T-MRI装置2台の4台体制となりました。3.0T-MRIは従来の1.5T-MRIと比較してより高精細な画像を得られる、部位によっては高速撮像ができるなどの特長があります。一方で1.5T-MRIが有利な撮像もありますので、各々の特長を活かして検査を行っています。南棟の1.5T-MRI装置では主に健診検査(脳ドック、膵がんドック、乳房DWIBS search)を行っています。
使用機器 | Siemens社製 MAGNETOM Vida(3T) | ||||
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Siemens社製 MAGNETOM Vida(3T) | |||||
Siemens社製 MAGNETOM Sola(1.5T) | |||||
Philips社製 Ingenia 1.5T Evolution (1.5T) |
高精度放射線治療センター
放射線治療は、手術、化学療法とともに、癌治療の三本柱の一つとして、重要な役割を果たしています。化学療法が全身的治療であるのに対して、手術と放射線治療は癌病巣とその周辺を治療する局所治療です。手術と異なる所は臓器(組織)を切る必要がなく、臓器(組織)の機能を温存することができる点です。専任スタッフにより、精度の高い放射線治療と患者さんのサポートをさせていただきます。
核医学検査室 (アイソトープ検査、PET‐CT検査)
核医学検査室は、主にアイソトープ検査とPET検査を行っています。アイソトープ検査は、微量の放射線医薬品を含む薬を静脈注射または飲用し、特定の臓器や組織に取り込まれた放射線を画像化することにより、臓器の形や機能を知ることができます。2019年8月に新しく導入したSPECT-CTは、従来の装置にCTを融合させた装置で、アイソトープ検査の診断精度の向上が期待できます。PET検査では、多量のブドウ糖を細胞内に取り込むがん細胞の性質に着目し、ブドウ糖類似の放射線医薬品を静脈注射して、取り込まれた放射線を画像化します。2019年3月に更新した新装置により、がんの検出や治療効果判定、転移や再発の発見などに大きく貢献しています。健康診断(予防医療)としても検査を行っています。
当院では、放射線医薬品の投与量を適切に管理しており、安心で安全な検査を実施しています。また、当院ではこの放射線医薬品を使用した治療も行っています。
使用機器 | SPECT-CT装置 Siemens社製 Symbia Intevo Bold | ||||
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PET-CT装置 Siemens社製 Biograph Horizon |
X線TV室
人体を透過したX線を、TVモニターでリアルタイムに観察(透視画像の観察)しながら検査や治療を行う検査室です。バリウムという造影剤を使用した胃・大腸などの消化管検査をはじめ、透視画像を用いた様々な検査・治療を行います。当院では少ないX線量でも高画質が得られるフラットパネルディテクタ(FPD)を搭載した装置や、多方向からの撮影が可能なCアーム型の装置を使用しています。
使用機器 | 日立メディコ社製 CUREVISTA | ||||
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東芝メディカルシステムズ社製 Ultimax-i | |||||
キャノンメディカルシステムズ社製 ZEXIRA |
血管撮影室
血管撮影は造影剤という薬剤を血管に注入し、連続的に撮影することにより血管の性状・血行動態の診断や目的臓器の病態を診断する方法です。近年はカテーテルを介して血管の中から治療を目的とした血管内治療であるInterventional radiology(IVR)が装置・医療機器道具・技術の進歩により、適応症例が拡大しより低侵襲な治療が行われています。
使用機器 | 【冠動脈専用機】 PHILIPS社製 Azurion 7 B12/12 | ||||
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【汎用機】 PHILIPS社製 Azurion 7 B20/15 | |||||
【ハイブリッドLab室】 PHILIPS社製 Azurion 7 B20/15 | |||||
【ハイブリッド手術室】 Siemens社製 AXIOM Zee ceeling |
超音波検査室
超音波を対象物(身体)にあて、対象物から反射してくる超音波(エコー)をコンピュータで映像化し、臓器の形態や血流動態を観察する検査でエコー検査とも呼ばれています。非侵襲的な検査のため、生体への障害や苦痛を伴わずに生体内を観察しながら診断できます。部位別に腹部(肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓など)・乳房・甲状腺・表在・血管(頚動脈、下肢動静脈など)・関節の超音波検査を行っています。
使用機器 | Aplio i800(CANON) | ||||
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LOGIQ E10,E9(GE) | |||||
FortisX(GE) |