主な感染経路
皆さん感染症には、「微生物」の存在が大きく影響していることをご存知ですか?
私たちの身の回りには、たくさん「微生物」が存在しています。微生物とは、細菌やウイルス、真菌(カビや酵母)、寄生虫など肉眼では確認しにくいとても小さな生物です。人の皮膚表面や鼻、口、胃腸、性器などの粘膜に生存し、人に害を及ぼすことなく共存しているものもいます。しかし、中には私たちの体内に侵入、定着、増殖し、感染症を起こす「病原性微生物」もいます。
また、ヒトとヒト以外の脊椎動物の双方が感染する感染症を「人獣共通感染症(ズーノーシス)」といい、「ペットから人、人からペットへとうつる危険性のある感染症」もあります。私たちは、時に感染していることに気が付かず、周囲に拡大させる可能性もあります。
感染予防の基本は、「病原性微生物が体内に侵入する感染経路を遮断する」こと、「侵入しても増殖させない」(免疫を低下させない)ことです。
病原性微生物から自分や大切な人を守るための効果的な感染予防を身に付け、毎日の生活に取り入れていくことが大切です。