はじめに

最近一気に気温が下がり、体がこわばりやすい時期になってきましたね。みなさん、腰の調子はいかがでしょうか。    高齢者の3割以上が腰痛持ちと言われ、若年層でも仕事中に長時間の座位姿勢をとることが多い方、繰り返し作業や力仕事が多い方などは腰痛に悩むことが多いという報告があります。(*1)

体の固さが腰痛に影響!?

腰痛の原因には様々なものが挙げられますが、今回は体の固さについてお話します。

実は体の固い人、特に股関節(足の付け根の関節)が固い人は腰痛持ちが多いという報告があります。(*2)       股関節の動きが固いと骨盤の位置が歪み、その影響で腰の骨も歪んでしまいます。                          体の固さを改善するには軽い運動やストレッチなどが効果的と言われますが、今回は誰もが知っているラジオ体操に注目してみます。

ラジオ体操が柔軟体操にピッタリ!

ラジオ体操は13種類の動きで構成されていますが、その動きのほとんどが全身の捻りや伸ばしなどを行うもので、柔軟体操にピッタリです。また、ラジオ体操は低~中強度の運動に分類されており、時間も約3分間と短めなのでお手軽に始めることができます。

ある調査では、ラジオ体操に取り組んでいる人は動脈硬化の抑制や呼吸機能、骨密度の改善、活力や心の健康の改善がみられたという報告もされています。(*3,4)

継続的に取り組むことで腰痛予防だけでなく心身の健康が保たれることも期待できるなんて、ラジオ体操には無限の可能性を感じてしまいますね。

ちなみに、ラジオ体操第一と比較してラジオ体操第二の方が運動強度はやや高いそうなので、ご自身の体力に合わせて調整してみてくださいね。

(*1)中村ら. 日本公衆衛生雑誌. 2023; 70(10).

(*2) 雨宮耕平. 第53回日本理学療法学術大会抄録集. 2018; Vol.46(1).

(*3) 神奈川県立保健福祉大学健康サポート研究会. ラジオ体操が身体機能に与える影響についての調査研究. 一般財団法人   簡易保険加入者協会2009:1-40.

(*4)神奈川県立保健福祉大学健康サポート研究会. ラジオ体操の実施効果に関する調査研究. 一般財団法人簡易保険加入者協会委託調査2014:1-29.

この記事はJAあいち中央広報誌ACT2024年1月号に掲載されました。

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