『間食』というとどんなことをイメージしますか?

「太るから控えた方が良い」と考える方も少なくないと思います。しかし、上手に活用すれば私たちの味方にもなります。

「間食」とは食事と食事の間に食べるもの

間食を取り入れる時に重要となるのが1日に食べる総量に注意することです。

一般的に寝ているとき以外で食事と食事の間が約6時間以上空くと体に必要な栄養が不足して脳や体の機能が低下したり、次の食事で食べすぎてしまう可能性があると考えられています。

上手に『間食』を活用するには? ~多様化したライフスタイルに合わせた活用法~

現代、ライフスタイルが多様化し毎日規則正しく食事をすることが難しい人がみえます。(仕事で夕食が遅くなってしまう、夕食が遅くなるから朝食が食べられない、日中忙しくて昼食を食べそびれてしまう、夜勤や交代勤務があるなど・・・。)また、1回の食事量が減ってきてしまった高齢の方も多くみえます。実は、間食はそんな方の強い味方になります。

残業で夕食が遅くなる、仕事終わりにそのまま習い事やスポーツクラブに行く

夕方におにぎりなどを軽く食べ、成人の方はその分を夕食の主食量から減らす

朝は食べる時間がなく午前中お腹がすいて集中力が続かない

出社してからでも良いので牛乳やサンドウィッチ、栄養機能食品等を活用する

高齢化に伴う食事量の減少から、筋肉量や体力の低下、また栄養バランスの悪化が心配

1日の食事で不足する栄養素を、おにぎりや乳製品、果物、野菜ジュース等から摂取する

さいごに

肥満や、糖尿病、脂質異常症などの食事管理を必要とする疾患をお持ちの方は主治医の指示に従う必要がありますが、『間食』をひとくちに悪者にせず、上手に活用して日々の生活に役立てていけると良いですね。

 

この記事はJAあいち中央広報誌ACT2023年11月号に掲載されました。

広報誌|JAあいち中央 (jaac.or.jp)