• 病気のおはなし

Vol.108 検診胃バリウム検査のQ&A

検診胃バリウム検査のQ&A

診療放射線室 診療放射線技師 鳥居剛也

(JAあいち中央広報誌ACT1月号より)

  胃バリウム検査は、発泡剤で胃を膨らませ、胃壁にバリウムを薄く付着させてX線(レントゲン)撮影を行う検査です。 苦手な方、つらいと思う方が多く、うまく飲めずに失敗してしまった方もいるのではないでしょうか。 バリウム検査のコツや疑問にお答えします。


Q1 発泡剤をうまく飲むコツは?

 A. 舌の奥の方に発泡剤をさっと乗せて、少量のバリウム(約20ml)を口に溜めず勢いよく流し込むように飲んでください。口に溜めてしまうと発泡が始まり、ムセて咳きこんでしまいます。発泡剤を意識せずさっと飲み込むのがコツです。


Q2 バリウムは全部飲まないとダメ?

 A.胃の手術をしたことがある方を除いて、基本的に全量を飲んでいただいています。当院は撮影に必要とされる最低限の量(150ml)で検査を行うため、バリウムが足りないと病変があってもX線画像に写らない可能性があるからです。


Q3 ゲップをしてはいけないのはなぜ?

 A. ゲップをすると胃がしぼんでしまいます。検査中に胃がしぼんでしまうと、胃の粘膜の凹凸が重なってしまい、病変があってもX線画像に写らない可能性があるからです。ゲップを我慢する方法として、つばを飲み込む、アゴをひくなどがあります。


しぼんでしまった胃

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適切に膨らんだ胃

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Q4 なぜ検査中は体をぐるぐる回すの?

 A. 胃の粘膜の凹凸にバリウムを付着させ、さまざまな角度から胃を撮影するためです。バリウムの量は胃の容量に比べてとても少ないので、胃壁全体にバリウムを流して付着させる必要があります。


 胃バリウム検査は、ゲップを我慢したり、身体を動かしたりするので大変だと思いますが、指示通りに行っていただけると10分程度で正確な検査ができます。 このQ&Aで少しでも安心して検査をスムーズに受けていただけるようになれば幸いです



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この記事はJAあいち中央広報誌ACTの健やかレターに掲載されました。


JAあいち中央広報誌

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