• 病気のおはなし

Vol.101 糖尿病の方は眼科の受診をおすすめします!

糖尿病の方は眼科の受診をおすすめします!

眼科 視能訓練士 渡辺恵理子

(JAあいち中央広報誌ACT5月号より)

  日本国民の6人に1人は、糖尿病患者とその予備軍と言われています。糖尿病は血液中の糖が増えてしまう病気で、いくつかの種類や原因があります。血糖値が高い状態が長年続くことで、血管が傷つき、様々な病気(合併症)を引き起こします。

  糖尿病には「網膜症」、「腎症」、「神経障害」という三大合併症があります。そのひとつである網膜症は眼の病気であり、眼科の受診が必要です。


糖尿病網膜症ってどんな病気?

  眼球をカメラで例えると、網膜はフイルムにあたり、眼に入ってきた情報を脳へ伝える部分のひとつです。網膜には、たくさんの細い血管があります。糖尿病網膜症では、この細い血管が傷ついて、もろくなることで出血したり、詰まったりします。進行すると網膜剥離や失明に至ることもありますが、糖尿病網膜症の怖いところは、重症になるまで自覚症状がほとんどないことです。


眼科を受診する時の注意

  網膜は眼球の内側にあるため、眼科で散瞳(さんどう)という、目薬で瞳孔を開く処置を行い、医師に診察してもらう必要があります。薬が効いている数時間は眩しく感じ、ピントがあわないような見え方になります。そのため、安全に通院できるクリニックや病院を探しましょう。

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最後に

  人は視覚から約8割の情報を得ると言われており、視覚は生活する上でとても大切な感覚です。眼の健康を守るために、自覚症状がなくても必ず『定期的に』眼科を受診しましょう。まだ眼科を受診していない方は、まずは眼科を受診してご自身の目の状態を診てもらってください。また、眼科受診の記録ができ、糖尿病眼合併症について書いてある糖尿病眼手帳もあるので、ぜひ活用してください。

※糖尿病眼手帳をご希望の方は、眼科の主治医の先生にお問い合わせください。


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この記事はJAあいち中央広報誌ACTの健やかレターに掲載されました。


JAあいち中央広報誌

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