呼吸でリフレッシュしよう
理学療法士 林 祐己
(JAあいち中央広報誌ACT5月号より)
今回はリラックスできる呼吸法や呼吸筋のストレッチをご紹介します。
●呼吸法によるリラックス効果
呼吸する筋肉は生命維持に関わる臓器ですが、「無意識」だけでなく「意識的」に呼吸を速めたりゆっくりしたりすることができます。また、呼吸は喜怒哀楽などの感情によっても変動します。ストレスを受けると脳が反応をし、血圧と脈拍を上げ呼吸回数を増やし、ストレスと戦うために身体のスイッチがONに切り替わります。
しかし、この中で唯一「呼吸」だけは意識的にスイッチをOFFの方向にコントロールできます。呼吸を意識してゆっくり深くすることで、不快な感情を和らげ、リラックス効果が得られます。緊張していたり、心を落ち着かせたい時は少し時間を作って腹式呼吸を行いましょう。

●呼吸筋ストレッチ
次はゆったりとした複式呼吸に合わせて呼吸筋をストレッチ(伸展)させてみましょう。
呼吸筋を柔軟に保つことで息苦しさを和らげ、ストレスや不安を軽減させる効果があります。

この記事はJAあいち中央広報誌ACTの健やかレターに掲載されました。