• 病気のおはなし

Vol.67 頑張り過ぎにご用心!もっと気楽に行きましょう

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救急NEWS

救急科代表部長 田渕昭彦  
(2019年5~6月発行 いんふぉめーしょんこうせいより)

 今年のゴールデンウィークは最長10日間の大型連休であり、世間では海外旅行や趣味三昧といった明るい話題で持ち切りです。皆さんもワクワクしながら、いかにこの休暇を過ごすかのプランを立てていることでしょう。しかしながらゴールデンウィーク明け頃より、新社会人や大学の新入生などに見られる無気力状態が大きな社会問題になっています。


 4月は入学や就職、異動、一人暮らしなど新しい生活環境への期待があり、やる気を持って頑張ったけれども、その環境に適応できないというケースが起こりやすく、俗に『5月病』と呼ばれています。医学的に正式な診断名としては、「適応障害」あるいは「うつ病」です。しかし最近では、6月にも同様の症状を訴える人が増えており、『6月病』とも呼ばれています。新人研修期間を長く取る企業が増えていることや、梅雨に入るなど気候が不安定になることが、心身の不調を招く要因になっているかもしれません。


 5月病、6月病は精神的な症状だけでなく、食欲不振や、めまい、動悸など体の不調を訴える人も多く、新しい環境の変化についていけない焦りやストレスが、体の症状となって出てきます。


 また6月病になりやすいのは、真面目な性格の人が多いと言われています。「何々すべき」が口癖だったり、完璧主義だったり、取り越し苦労をしたり、わずかなミスでも自信を失ったり・・・。やる気がない自分を責めたり、自分はダメだと落ち込んだりすることは、さらに自分を追い込むことになり逆効果です。6月病の自覚があったら、絶対に自分を責めず、少しペースを落として、休む時はしっかり休むと良いでしょう。規則正しい生活を守ることも大事なポイントですよ。


 6月は祝日もないですから、気をつけましょう。


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