• 病気のおはなし

Vol.52 高齢の方の食事で気をつけたいポイント

高齢の方の食事で気をつけたいポイント

介護老人保健施設あおみ 介護福祉士 山下大輔

(JAあいち中央広報誌ACT12月号より)

今回のお話は、高齢の方が食事で気をつけたいポイントです。高齢になると、飲み込む力が弱くなり食べづらくなるため、食材の硬さや形状に注意が必要です。窒息や誤嚥性肺炎の原因の多くは食材の形態と食事の姿勢です。


ポイント① 食材の配慮

肉・野菜・芋類は一口大の食べやすい大きさに切りましょう。噛み切りにくい肉は叩き、脂身は取り除くか、切り目を入れるとよいでしょう。野菜は皮をむき、加熱時は歯ぐきでつぶせるくらいに柔らかくしましょう。また隠し包丁を入れると噛み切りやすくなります。葉野菜はやわらかい葉先を使用し、根菜は繊維を断ち切るようにして切り、パサパサしたものやサラサラした液体など、飲み込みにくい食事はトロミをつけ、むせ込まないようにしましょう。

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ポイント② 正しい食事の姿勢

悪い姿勢での食事は、食道の圧迫や、食事に集中しにくくなるなど、むせ込ぶ原因となるため、正しい姿勢で食べることが重要です。座って食べる場合は、なるべく深く腰掛け、前傾姿勢で後屈しないようにしましょう。ベッド上で食べる場合は、首を少し前に曲げて頭の後ろにタオルやクッションを入れて安定させます。ベッドの角度は45~60度が望ましく、身体が滑らないように膝の裏にもクッションを入れ、曲げておくと良いでしょう。


食事は楽しみな時間です。口から食べることで五感が刺激され、生きがいにもなります。食事での注意点を知り、安全に配慮し、楽しい食生活を送りましょう。


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この記事はJAあいち中央広報誌ACTの健やかレターに掲載されました。


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