• 病気のおはなし

Vol.007 CTとMRIの違い

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放射線科代表部長 森 芳峰 

(2017年7~8月発行 いんふぉめーしょん更生より)


 CTやMRIは比較的低侵襲で病態を把握するのに役立つ検査で、全身の様々な部位を撮影できます。目的や検査部位により、どちらかを行ったり、両方を行ったりします。

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CTとはComputed Tomographyの略で、コンピューター断層撮影といいます。体内組織におけるX線の吸収されやすさの差異を画像化したものです。
 機種や細かな検査方法にもよりますが、数秒から数十秒で全身の検査を撮像することができ、検査時間が比較的短いです。造影剤を用いることにより詳細な画像を得ることができますが、喘息の既往のある方や重篤な腎障害のある方は造影剤使用が原則禁忌となっています。

vol7_03.jpgMRIとはMagnetic Resonance Imagingの略で、磁気共鳴画像といいます。体内組織における水素原子核の状態の差異を画像化したものです。一般的にCTに対し、撮像時間が長く、動きに弱いです。
 体内に金属がある場合には検査ができないことがあります。入れ墨や発熱する下着(ヒート○ックなど)がある場合には火傷を生じることがあります。また、検査時には狭い空間に数分から数十分間入ったままになりますので、狭いところが苦手な方は検査ができないことがあります。

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<もりよしね>1971年生まれ、愛知県出身。1997年筑波大学医学部専門群を卒業後、春日井市民病院、県立多治見病院、名古屋大学などを経て、2017年4月より安城更生病院放射線科代表部長に就任。

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