• 講座・イベント

Vol.86 乳がん治療と過ごし方の工夫~日々の疑問を解決するためのヒント~

<市民公開講座 開催レポート>

 2019年12月21日(土)第97回市民公開講座を開催しました。今回は乳がん看護認定看護師の矢嶋りかより「乳がん治療と過ごし方の工夫~日々の疑問を解決するためのヒント~」と題し講演し、36名の方にご参加いただきました。


IMG_4990.jpg


 乳がんの治療は手術による乳房切除や抗がん剤治療・放射線治療などがあります。乳房切除などにより、胸に傷を負ってしまったことで、日常生活が気になり、ストレスを感じるようになり、"からだ"も"こころ"も少なからずダメージを受けます。そこで、手術後の創部や抗がん剤治療・放射線治療によって生じる副作用を和らげる方法を事例で紹介しました。


 "からだ"の面では、ファッションの工夫として、ウレタンパッドやジェルパッド、人工乳房を紹介し、リンパ浮腫の予防や、日常生活で気になることをどのように対応したら良いかを紹介しました。手術後や治療によって生じる肌トラブルのスキンケア、メイク、ヘアケアなどの乳がん治療経験者が気になりやすい内容についても事例をもとに改善策を紹介しました。


 また、"こころ"の面では、がんは診断や治療による副作用、再発リスクなどストレスを感じやすい場面が多々あり、うつ症状を引き起こしやすい傾向があります。がん治療を乗り切るためには、"こころ"の健康も重要となり、そのためにはコミュニケーションを良好に保つことがとても大事です。自分の心と向き合い、家族などの大切な人と向き合い、職場の人と話し合うことで、気持ちを共有することでストレスを和らげることも必要となります。


IMG_4994.jpg


 特に、気持ちを言葉にすることが重要であり、感じていることや思っていることを言葉に出すことで、気持ちが楽になります。治療はあなたらしい生活を支えるために必要です。治療との付き合い方を一緒に考えていくことをお伝えし、講演を終えました。


終了後のアンケートでは「知りたいことが具体的でわかりやすく良かったです。」、「先の不安はありますが、心が少し軽くなりました。」などのご意見をいただきました。


詳細はコチラ

イベント・患者教室


 次回の市民公開講座は2020年2月15日(土)に、脳神経内科の杉浦真より「いのちの終わりについて話し合おう ~患者・家族・医療者で行う協働意思決定~」を講演予定です。事前申し込みは不要です。皆さんのお越しをお待ちしております。

ページトップへ戻る