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Vol.75 夏休み!子ども病院探検隊開催レポート(2019年度)

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  2019年8月17日(土)、今年で3回目となる「夏休み子ども病院探検隊」を開催しました。病院の役割や医療職に興味を持ってもらうことを目的として、9つの体験を計画し、前年の136組を大きく上回る199組の応募の中から抽選で選ばれた25組の小学4~6年生の親子が参加しました。

総勢約70名のスタッフが、体験の思い出となるお土産を制作したりするなど、今年も参加者に楽しんでもらえるよう工夫をこらしました。


【イベントレポート】


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     入り口からワクワクです

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     重要なアイテム「学習ノート」と「白衣」です

12:45 開会式浦田院長の挨拶に続き、佐伯探検隊隊長(手術センター長)のお話がありました。


出発の前に、病院の役割や病院で働く職種を学習ノートと合わせて学びます。


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     浦田院長から挨拶

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     真剣な眼差しで探検に向けた注意事項を聞きます

さあ、いよいよ探検に出発です!

探検隊は、9つのお仕事体験を順番にまわります。


病院職員の基本

「手洗いをしっかり学ぼう」

 病院で働くすべての職員は感染対策の手洗いが基本です。

ここでは、手洗いのタイミングと正しい手洗い方法を覚えます。まず、手に蛍光塗料を塗り、流水と石けんで普段の手洗いを行います。手洗い評価キットを使い、洗い残しのある個所を確認しました。


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     最初に、蛍光塗料を手に塗ってもらいます

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     蛍光塗料を塗った手をキレイに洗えたかな?


看護師のお仕事体験

「脈拍・血圧を測ってみよう」

 看護師が最初に習う「バイタルサイン測定」。

看護師は呼吸・脈拍・体温・血圧の測定を毎日正しく行うことで患者さんのわずかな体調変化も見逃しません。

看護技術の基本中の基本、脈拍・血圧測定を親子ペアになって体験しました。


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     血圧を測定してみましょう

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     自分の脈拍が聞こえますか?


医師のお仕事体験

「模擬手術を体験しよう」

 医師の仕事は、病気の人やケガ人を診察して、治療やアドバイスをすることです。医師は医療チームのリーダーとしてスタッフと協力して患者さんの命を守ります。お仕事体験は日々患者さんに手術を行っている医師、看護師などの直接指導のもと、実際に手術が行われている現場「手術センター」に入って、模擬手術体験を行いました。

 まずは本物の手術着に着替える「ガウンテクニック」や「手袋装着」体験です。手術の準備ができたら、いよいよ模擬手術体験です。医師、看護師とともに手術宣言(執刀医師(子ども)の氏名確認・手術内容の確認)を実施し、本物の手術さながらです。実際に電気メスを使って、とり肉の中に入っている悪い部分(ゴムボール)を取り除きます。切開後は、医師の指示のもと縫合体験をしました!みんな真剣な表情で取り組んでいて、本物の外科医のようでした。


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     手術着は上手に着られましたか? 

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     さぁ、手術開始です!

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     手術室で実際に電気メスを使って、とり肉の中に入っている悪い部分(スーパーボール)を取り除きしました!

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     みんな真剣です!


診療放射線技師のお仕事体験

「X線を使って中身をみてみよう」

 診療放射線技師の仕事は、放射線を使って検査や治療を行い、診療をサポートすることです。ここでは、放射線検査のひとつであるX線による撮影の模擬体験をして、箱の中に入っているものは何かを当てるクイズをしました!

 上から撮影した1回目の撮影ではわからなかったものも、2回目に横から撮影すると、中身の写り方が異なり、何が箱に入っているのかがわかりました。撮影方向を変えることで中の様子を詳しく調べることができる診療放射線技師のお仕事を体験しました。


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     撮影するのはこのあたりでしょうか?

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     撮影後はどのように見えますか?


臨床検査技師のお仕事体験

「細胞を顕微鏡でみてみよう」

 臨床検査技師は、さまざまな検査方法で患者さんの体の状態を調べています。人間の体は約60兆個の細胞からできています。検査のひとつに、細胞を顕微鏡で観察して体に悪い細胞がいないか調べる方法があります。

 今回は実際に綿棒を使用して自分の口の中から細胞を採取し、見やすいように細胞に色をつけて実際に自分の細胞がどんな形をしているのか顕微鏡でみてみました。


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     ガラスに塗った自分の細胞を染めてみます

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     顕微鏡で細胞はどんな形をしていますか?


リハビリ技士のお仕事体験

「リハビリ体験やってみよう」

 リハビリ技士の仕事は主に3つ。①運動機能を回復するリハビリ、②日常生活で必要な機能を回復するリハビリ、③コミュニケーションと食べる機能を回復するリハビリすることです。ここでは、運動機能を回復するリハビリを学びます。

 今回はケガや病気のとき、不自由な生活をしている人のことを考えて、松葉杖を体験し、平地の歩行と階段昇降にチャレンジしました。子ども達は松葉杖の習得が早く、階段の昇り降りができるようになりました。


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     ケガや病気の時、不自由な生活をしている人のことを考えて、松葉杖の体験をしました!

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     松葉杖を使っての階段の登り降りは難しいですね!


管理栄養士のお仕事体験

「献立を体験!なに食べる?」

 管理栄養士の仕事は、患者さんの栄養を管理することです。当院では,管理栄養士が立てた献立を基に調理師が1日1,800食の食事をつくります。口から食べることは生きる原動力です。栄養素の基本である3大栄養素を学び、食事の大切さを知ってもらうために、親子でバランスの良い食事の献立を立てました!

 たくさんの種類の食べ物カードの中から、好きなように献立を立ててもらい、完成したら全部裏返します。裏には「炭水化物・脂質」、「たんぱく質」、「食物繊維」、と3色に分けたシールが貼ってあり、3色バランス良く組み立てられるように、親子で相談しながら楽しそうに献立を考えました。


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     どんな献立にしようかな?

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     栄養素はバランス良くとれていますか?


臨床工学技士のお仕事体験

「人工呼吸器を体験してみよう」

 臨床工学技士は「命をつなぐエンジニア」。病院にある4,000台以上の機械を安全に使えるように常に点検している医療機器のスペシャリストです。ここでは、院内で使用している医療機器の説明と自分で呼吸ができなくなった時に手助けする人工呼吸器を実際に装着する体験をしました。

 実際の体験では、機械がどのように呼吸をサポートするのか、患者さんがどのように感じるかを学び、「人工呼吸器」が呼吸を助ける大事な機械と言うことを実感してもらいました。


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     院内で使用している医療機器の説明を聞きました

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     人工呼吸器は苦しくないですか?

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MEセンターではこんな素敵な手作りの医療機器トランプのプレゼントも♥


薬剤師のお仕事体験

「お薬を分包してみよう」

 薬剤師の仕事はお薬の飲み合わせや量などを確認して正しくお薬をつくることです。また、薬の効き目や 副作用を説明し、症状の確認をすることもあります。

 実際の体験では、マーブルチョコをお薬に見立て、医師の指示による「処方せん」通りに正しい色と数を分包紙に分ける体験を行いました。処方されたお薬が正しく分包されているか確認するのも薬剤師の大事な仕事です。分包した薬(マーブルチョコ)は、保護者がしっかりと確認を行い、安心・安全なお薬が完成しました。

 体験中、子どもたちは「処方せん」とにらめっこしながら一生懸命に取り組んでいました。


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     医師からの処方せんの通りにお薬を選びます

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     処方せんと合っていますか?


 16:40 9つの体験を終えて、みんな笑顔で病院探検から戻ってきました。
空き時間には病院や医療のマメチシキのクイズを行い笑顔あふれる探検となりました。


 閉会式では隊長である血管外科医の佐伯より「未来の医療人」へ向けてのメッセージを送りました。

また、子どもたちもそれに答え素敵な感想を聞かせてくれました。


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最後はみんな輝く笑顔です。

みんな元気に探検隊隊長やスタッフとハイタッチをして病院を後にしました。


 体験を終えてのアンケートには、「医者になりたいという思いがさらにあつくなりました」、「一つの病院に多くの職種があって、それを病院全体で支えていることがすごいと思いました」。

 また、将来医師・看護師はじめ管理栄養士、薬剤師、診療放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師、リハビリ技士などになりたいといった参加者からの感想が多くあり、職員一同、未来につながるイベントができたと大変嬉しく思いました。

保護者の方のアンケートからも、「子どものいい笑顔がみられて良かったです」、「子どもが、安城更生病院で仕事がしたいと言っていました」と楽しく体験をしてくれた様子が伺えました。


開催情報はコチラ

次回の開催日は未定です。

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