地域のかかりつけ医と連携して、医療費の削減や待ち時間の短縮など、
皆さまがより良い医療を受けられように、理解を広めながら努めています。
かかりつけ医をもちましょう
「かかりつけ医」からの紹介状があれば、初診の際の選定療養費11,000円(税込)はかかりません。
「かかりつけ医」を通して受診を
するメリット
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01
初診でも事前に
予約が可能
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02
直接専門医への
受診が可能
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03
検査のみの
予約が可能
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04
診察や検査の
待ち日数・時間が
少ない
かかりつけ医とは
日常の健康管理や、ちょっとした体調の変化などを気軽に相談でき、自分の体の状態を把握してくれる最も身近な主治医です。皆さまが一番信頼できる医師こそが「かかりつけ医」です。
また医療機関にはそれぞれ役割があり、それぞれが連携して地域の医療を守っています。まずは「かかりつけ医」に受診をしていただき、必要に応じて当院に紹介していただくことで、それぞれの役割を発揮することができます。
地域の医療を守るためにも、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
選定療養費とは
2016年4月の健康保険法改正により、200床以上の地域医療支援病院は、かかりつけ医からの紹介状を持たない初診の方から、選定療養費として診療費の他に10,000円以上の金額を徴収することが義務化されている制度により患者さんが負担する費用です。
地域医療支援病院について
当院は、地域医療支援病院として、地域医療機関と協力し、地域の医療を守ります。
地域医療支援病院とは
医療提供や医療機器の共同利用など地域における第一線の医療機関である「かかりつけ医」を支援し、精密な検査や入院・手術などの急性期医療が必要な患者さんに対して医療を提供する医療機関のことです。また、地域の医療従事者の資質向上のための研修会や症例検討会も開催しています。
地域医療支援病院としての役割
地域の医療を支える病院のひとつとして、周辺地域の医療機関と連携しながら、病院として必要な医療サービスを提供することが求められます。
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紹介患者に対する医療の提供
地域の医療機関で専門的な治療や入院が必要と判断された患者さんに医療を提供します。
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医療機器の共同利用の実施
CT・MRIなどの高度医療機器を地域の医療機関の先生方にも利用していただくシステムです。
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救急医療の提供
救命救急センターとして地域の重症・急病患者の治療を行います。年間約9,000台の救急車を受け入れています。
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地域の医療従事者に対する研修の実施
医療従事者向けの研修会を実施しています。地域の医療機関の皆さまと情報交換を行い、相互の医療の質向上を目指しています。
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登録施設制度
安城更生病院では、地域の医療機関(かかりつけ医)との緊密な連携・機能分担を推進して効率的な医療資源の活用を図るため、登録施設制度を設けています。
地域の医療関係機関との協力体制
この地域では2035~2040年に医療・介護のピークがやってくるといわれています。このピークを乗り越えるためには、医療関係機関との連携が非常に重要となります。当院では分野ごとに地域の医療関係機関とネットワークを組み、地域医療の抱える問題や将来のあり方などを話し合い、地域医療連携の充実・発展を目指しています。
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西三河南部西地域医療連携推進ネットワーク
愛知県西三河南部西地域において、100年の大計をもって、地域住民が安心して医療と介護を受けることができる仕組みを作ることを目指します。自主的な協議を行いながら、効率的で質の高い医療提供体制の構築を検討しています。
西三河南部西地域医療連携
推進ネットワーク
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西三河脳卒中医療ネットワーク連絡会
脳卒中医療には急性期から回復期・維持期までの時期があり、1つの病院でそのすべての診療をすることは困難です。西三河脳卒中医療ネットワーク連絡会では、西三河地区の脳卒中患者を救うため医療関係機関が連携・協力しています。
参加施設一覧
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西三河南部救急連携ネットワーク協議会
地域の救急医療を担うすべての医療機関と保健所・消防隊が参加する協議会を開催し、当医療圏の救急医療の充実・発展を目指しています。
参加施設一覧
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西三河周産期医療ネットワーク協議会
西三河南部の周産期医療に関わる病院・施設の代表者が集い、情報共有を行っています。この会を通じてより緊密な施設間の連携を築き、西三河の妊婦さんがより安心して出産をしていただくことを目指します。
参加施設一覧
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地域連携交流会
顔の見える関係を構築し、日常の医療連携をより深める目的で地元安城市医師会との共催で近隣の診療所の先生と院内医師との交流会を毎年開催しています。
地域連携パス
地域連携パスとは、医療機関が互いに連携を取り合い、患者さんの病状や治療に関する情報を共有することで、医療機関(かかりつけ医)が代わっても患者さんが安心して治療を受けることができるための取り組みです。地域連携パスを使用することで、急性期病院・回復期リハビリテーション病院・療養病院・かかりつけ医などが情報を共有・連携し、医療や介護が提供されます。医療機関は、それぞれ機能(役割)が異なり(急性期・回復期・維持期)、病気の状態に応じて、それぞれ患者さんの治療を担当します。
対象医療機関
地域連携パスの種類
地域の医療機関で専門的な治療や入院が必要と判断された患者さんに医療を提供します。
パスの流れ(大腿骨頸部骨折・脳卒中)
- 入院後、連携パスの説明(手術の説明も含む)を行います。(同意書記入)
- 退院支援担当者がご家族と話し合い、転院先(医療機関)を決めます。
- 状態を確認しながら医療機関に転院の相談をします。
- 患者さんの情報(病状)を転院先に伝えていきます。
- ご家族に転院先へ代理受診をしていただきます。
- 症状が安定した段階で転院となります。
がん地域連携パス
がん地域連携パスとは、手術後の患者さんのがん治療を安城更生病院とかかりつけ医の双方で行う取り組みです。地域連携パスを使うことで、かかりつけ医と安城更生病院の両方に主治医を持つことになり、これによって、より患者さんに合った治療を行えるようになり、待ち時間の長い病院外来への通院を減らすなど、患者さんの負担を軽減できます。かかりつけ医には毎月通院し、病院では3ヶ月から1年に1度の定期的な画像検査と診察を行います。
対象医療機関
がん地域連携パスの種類
がん(胃・大腸・乳腺・肝・肺・前立腺)
患者さんへのお願い
地域の医療を守るためには、皆さまのご理解とご協力が欠かせません。
医療機関にはそれぞれ役割があり、連携して地域の医療を守っています。まずはかかりつけ医に受診していただき、必要に応じて当院へ紹介していただくことでそれぞれの役割を発揮することができます。