アルコールの何が良くないの?

過度な飲酒が続くと心身へ影響を与えます。アルコールは様々な病気の原因となり、肝硬変、肝臓がん、認知症、精神疾患などのリスクも高まります。また、アルコールは依存性薬物のひとつで脳の機能を破壊するため、自分でやめられないのは意志や性格の問題ではなく、誰にでも起こりうる症状です。

飲酒量をチェックしてみよう

合計が女性で4点、男性で5点以上の方は危険な飲酒、またはアルコール依存症の可能性があります。

アルコール摂取の目安

5%の缶ビール(500ml)には20gのアルコールが含まれており、10g(1ドリンク)を解毒しきるのに2時間かかるため、酔いがさめるまで4時間かかります。一番安全なのは飲まないことですが、飲酒する場合は1日の量を男性20g、女性10g程度にしましょう。

【20gの目安】7%チューハイ1缶(350ml)、15%日本酒1合(180ml)

アルコール依存の治療について

「健常」と「依存症」に明確な境目はありません。分かっているけどやめられない状態なので、治療には周りの人の気付きと協力が必要です。 専門の医療機関にはアルコール依存症の治療プログラムがあり、本人に治療の意思があればお酒をやめる・減らしていくための支援を受けることができます。家族が相談することも可能です。

※当院では行っていないため愛知県ホームページから依存症専門医療機関をご参照くださいhttps://www.pref.aichi.jp/soshiki/imu/izonsyousentei.html

この記事はJAあいち中央広報誌ACT2025年11月号に掲載されました
広報誌|JAあいち中央 (jaac.or.jp)