• 病気のおはなし

Vol.107 メタボリックシンドロームとは?

メタボリックシンドロームとは?

看護部 看護師 小野佑奈

(JAあいち中央広報誌ACT11月号より)

  「メタボ」という通称で知られるメタボリックシンドロームは、メタボリック=代謝、シンドローム=症候群という意味で、日本語で「内臓脂肪症候群」と言います。メタボは内臓肥満だけでなく高血圧・高血糖・脂質代謝異常により、心臓病や脳卒中などの血管の病気を招きやすい状態です。


 メタボの診断基準は、ウエストが必須項目です。それに加え、血圧・血中脂質・血糖値のうち2項目以上が異常値の方がメタボと診断されます。メタボの診断基準には血糖値も含まれており、血糖値の異常といえば糖尿病が有名です。


糖尿病はどんな病気?

 食べ物に含まれるブドウ糖は、体内に取り込まれると、エネルギーとして利用されます。 その際、インスリンという血糖値を下げるホルモンが分泌されて、ブドウ糖が細胞に取り込まれます。しかし、インスリンの作用が弱いとブドウ糖を体内に取り込めず、血液中に大量のブドウ糖が残ってしまい、高血糖となります。


 血糖値が高いと、血管が傷つけられてしまい、将来のQOL(生活の質)に関わる様々な合併症を引き起こします。


メタボと糖尿病の関係とは

 メタボの原因である内臓脂肪が体に有害なコレステロールを生み出すことで、血糖値が上がります。コレステロールはインスリンの分泌を低下させたり、十分なインスリン量があっても効きが悪くなるインスリン抵抗性という状態を引き起こします。つまり、メタボの人は糖尿病になるリスクを高めてしまうのです。


11月14日は「世界糖尿病デー」です。この機会に自分の食生活や運動不足を振り返り、メタボ対策のために今日からできることを始めてみてください。


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この記事はJAあいち中央広報誌ACTの健やかレターに掲載されました。


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