• 病院のこと

Vol.82 災害拠点病院の役割

災害拠点病院の役割

施設課  長澤 仁

(JAあいち中央広報誌ACT11月号より)

 愛知県では30年以内に70%程度以上の確率でマグニチュード8~9クラスの南海トラフ大地震が起こると言われています。(地震調査研究推進本部地震調査委員会より)

安城更生病院は、災害拠点病院の指定を受けており、実際に災害が起きた際の病院の役割と被災した際に取るべき行動を、ご紹介します。


災害拠点病院の役割は?

 災害拠点病院の主な役割は、震災等の災害時に発生する多くの傷病者の命を救うことが第一に挙げられます。

南海トラフ地震が発生した場合、安城市だけで死者約700人、重傷者約1,100人、軽傷者約2,900人が発生すると言われています。(愛知県防災会議地震部会より理論上最大想定モデルで算出)

したがって、当院は災害拠点病院として防ぎ得る災害死を極力減らすため、重症患者に対する処置や被災地内では救命できない傷病者を後方搬送するための準備を最優先に行っていきます。

また、災害時には、職員の数や医療資源に限りがあり、病院では、軽症患者の治療を満足に行うことができない現実もあります。そのため、軽症患者の治療を行う場所として各市町村に救護所が立ち上がりますので、災害が発生する前に自分の家の近くに作られる救護所の場所を把握しておくことが大切です。

kyotenhonbu.jpgtriage.jpg


被災した際に取るべき行動について

 地震が発生した際、まずは自分の身を守る為、「シェイクアウト」と呼ばれる行動を取ることを推奨しています。

シェイクアウトのポイントは、「①姿勢を低く、②頭を守り、③動かない」の3つです。当院の総合防災訓練もシェイクアウト訓練を実施しています。

shakeout_02.png


まとめ

 市や県、病院などの関係機関が連携して大規模地震による被害を最小限にとどめるよう「愛知県地域防災計画」が策定されていますが、災害時は、家族や地域住民との助け合い(自助・共助)が大変重要であるため、これを期にご家族や近所の方と災害について考えていただければ幸いです。


nagasawa.jpg


この記事はJAあいち中央広報誌ACTの健やかレターに掲載されました。


JAあいち中央広報誌

ページトップへ戻る