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Vol.65 『シェイクアウト』訓練をご存知ですか?

『シェイクアウト』訓練をご存知ですか?

救急科代表部長 田渕昭彦

(JAあいち中央広報誌ACT3月号より)

 東日本大震災が発生して8年の歳月が過ぎ去ろうとしています。この大惨事における死者・行方不明者は一万八千人を超え、"想定外"という言葉が連日マスコミに登場していました。いまでも全国で、大きな地震が後を絶ちません。

ところで皆さんは『シェイクアウト』という言葉をご存知でしょうか?シェイクアウトとは、大規模地震などの際に身を守る安全確保訓練の3ステップを意味しています。

 具体的にその行動内容は『 ①姿勢を低く、②頭を守り、③じっとする 』(イラスト参照)というシンプルなものです。地震による被害を減らす最も効果的な行動であると防災関連の専門家からも推奨されています。この運動は2008年に米国の南カリフォルニアで始まり、今や世界中どこでも開催されるようになりました。各地域の主催団体が相互に情報や経験を共有しながら、学校や職場・個人などに対して広く参加を呼びかけています。愛知県でも毎年9月1日(防災の日)に一斉に行われ、平成30年度も760,828人と多くの方が参加しています。


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 そもそも地震発生時の揺れ自体でケガを負う事は少なく、負傷者の多くは家屋の倒壊や落下物・ガラス破片などによる原因が占めます。私たちは地震発生直後のわずか数秒間で身を守るための対処をしなければならないのです。皆さんが屋内で地震に遭遇した時には、素早く机やテーブルの下に避難して、頭を守りましょう。頭を守るものが無い場合には、自分の腕やカバンなどの荷物を利用することも有用です。そして何よりも揺れが止まるまで動かずにじっとしていることが肝心です。また、外出中や運転中に地震が起こった場合でも、危険物から離れて揺れが止まるまでじっとしていることが大切なのです。いざという時に素早く反応できるよう、普段から仲間やご家族で何度も練習しておくことをお勧めします。


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この記事はJAあいち中央広報誌ACTの健やかレターに掲載されました。


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