「食べる」や「話す」など普段当たり前のようにしている行為に欠かせないものに「舌」があります。しかし、日常生活において、舌の動きに意識を向ける機会はそれほど多くはありませんよね。
わたしたちは、食べるときには舌を使って食物を唾液と混ぜ合わせてまとめたり、それをのどへ送り込んだりしています。話すときには、舌の前や奥の部分を細かく動かしてさまざまな音を出し分けています。
そんな働きものの舌は、複数の筋で構成されています。そのため、舌の筋力が低下したり麻痺が生じたりすると、口の中に食物が残る、ろれつが回りにくくなるなど、食べることや話すことが困難になることがあります。
そこで今回は、筋力維持のために手軽に取り組める舌のトレーニング方法をいくつかご紹介します。
①舌を大きく突き出す、引っこめる
②舌を口角に当てるように左右に動かす
③舌を唇に当ててぐるりと一周させる
④内側から頬を舌でぐっと押す
⑤「タタタ」「カカカ」「ラララ」と大きく口を動かして発音する
食事の前など取り組むタイミングを決めておくことが継続のコツです。ぜひ取り組んでみてください!!
この記事はJAあいち中央広報誌ACT2024年12月号に掲載されました