暑さが厳しくなるこの時期は熱中症にかかる方が最も多くなるといわれています。近年では屋内で発生することも多く、こまめな水分補給や適切なエアコン使用を呼びかけられています。
熱中症は、高温、多湿、風が弱いなどの環境下で、体温が上がりすぎてしまい、体内の水分や塩分のバランスが崩れることで起こります。症状としては立ちくらみや大量の発汗から始まり、重症化すると頭痛、吐き気、意識障害などの命にかかわる症状が現れることもあります。そこで、今回は、熱中症対策の一つである水分補給のポイントを紹介します。
水はのどがかわく前に飲みましょう
体温調節に必要な汗をかくためには、こまめな水分補給が大切です。特に高齢の方は若い方よりも体内の水分量が少なく、のどのかわきを感じにくいため注意が必要です。また、アルコールは尿量が増え、体内の水分が減るため、水分補給にはなりません。
電解質(塩分)も補給しましょう
汗には塩分が含まれるため、汗をかくと水分と同時に塩分も体内から失われます。この時に水分のみを補給すると体内の塩分がさらに薄くなり、頭痛や吐き気などが現れることがあります。そのため、水とともに塩をなめたり、電解質を含んだ経口補水液(オーエスワンやアクエリアスなど)をおすすめします。
今回は、家庭で簡単に作れる経口補水液のレシピを紹介します。ぜひ参考にしていただき、暑い夏を元気に過ごしましょう。
この記事はJAあいち中央広報誌ACT2018年7月号に掲載されました。