乳がんは日本人女性のがん罹患数第1位であり、9人に1人が一生のうちにかかると言われていますが、検診で早期に発見・治療をすれば生存率が高い病気でもあります。安城更生病院には3種類の乳がん検診があります。忙しいから、自覚症状がないからと数年検査していないそこのあなた!乳がん検診を受けましょう!

マンモグラフィ

乳房を台に乗せ、板で上から押さえて撮影するX線検査です。乳がんによる死亡率を減少させる検査として国から推奨されており、特に早期乳がんの可能性がある小さな石灰化の発見が得意です。乳腺が多い方は病変が見つかりにくいことがあるため、超音波検査との併用も効果的です。

超音波検査

乳房に検査用ゼリーを塗り超音波を出す機械を当てて検査します。乳腺が多い方も含め、しこりが見つけやすく、腫瘤の形や内部の特徴も見ることができます。痛みや被ばくはなく簡便な検査ですが、マンモグラフィでは見つけやすかった石灰化が見つけにくいという点があります。

ドゥイブス・サーチ

比較的新しいMRI検査で、愛知県では当院が初めて導入しました。検査着のままで機械の上に15分程度うつ伏せに寝ているだけで終わります。閉所恐怖症の方は受けられず、他の検査と比べると費用がやや高価ですが、痛みや放射線被ばくがなく、乳腺が多くても影響を受けにくいです。また、乳房を他者に直接見られず、触れられないため、恥ずかしくない点もメリットです。

健診コース・料金 – 予防医療センター|安城更生病院 (anjokosei.jp)

この記事はJAあいち中央広報誌ACT2024年10月号に掲載されました

広報誌|JAあいち中央 (jaac.or.jp)