令和6年度 安城更生 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 3331 542 434 748 1177 2087 2907 5153 3473 748
当院の入院患者は60歳~80歳代が多く、60歳以上の患者さんが全体の約60%を占めています。また、当院の総合周産期母子医療センターの機能により、新生児を中心とした10歳未満の患者さんも多くなっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等2 5あり 478 2.18 14.69 0.00 73.47
130030xx99x4xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 4あり 103 4.45 8.65 0.00 68.50
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等2 2あり 87 25.93 35.63 0.00 57.01
130020xx99x4xx ホジキン病 手術なし 手術・処置等2 4あり 74 2.16 10.85 0.00 53.34
130010xx97x9xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等2 9あり 63 23.21 34.69 0.00 72.56
多発性骨髄腫やホジキンリンパ腫、急性白血病に対して化学療法を行った場合の症例が多くみられます。これらの疾患は、輸血の実施の有無や、併存している疾患によってDPCコードが分かれるのが特徴です。また、使用する抗がん剤によっても分岐することがあります。その他に、骨髄異形成症候群に対する専門治療も行っており、多くの患者さんを診ています。
内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 1あり 102 12.98 13.77 2.94 *62.62
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 なし 31 10.16 10.46 0.00 60.48
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 28 16.43 20.78 17.86 *84.75
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 26 15.15 13.07 11.54 *53.46
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし 11 15.36 9.83 18.18 *75.18
糖尿病の教育入院目的で入院する方が多いため、2型糖尿病の症例が多くなっています。1番目の症例は入院中にインスリン注射を実施していますが、2番目の症例は実施していないという違いがあります。その他には、誤嚥性肺炎や糖尿病性ケトアシドーシスによる緊急入院症例が多くなっています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 238 2.12 3.03 0.00 *71.61
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 136 19.84 16.40 5.88 *81.91
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 99 7.34 8.16 0.00 71.82
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 58 21.64 13.41 5.17 *72.95
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 46 8.78 6.38 2.17 51.63
肺の悪性腫瘍の症例が多くなっています。確定診断のための肺生検や気管支鏡検査を実施する症例が一番多く、次いで化学療法を行っている症例となっております。また、当院では緩和医療センターと連携して患者さんの状態に合わせた総合的な医療を提供しています。そのため、化学療法や放射線治療を行う症例が多くなっています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 249 9.96 8.88 1.20 *74.98
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 79 7.46 7.45 0.00 74.52
060335xx97x0xx 胆嚢炎等 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 72 18.71 18.03 4.17 *76.88
060140xx97x0xx 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 71 10.83 10.93 5.63 *71.00
060340xx99x0xx 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2 なし 62 10.42 9.45 3.23 *73.29
胆道結石症例が最も多くなっています。内容としてはステント留置術やドレナージ術を施行することが多くなっています。2番目以降はあまり数に差はありませんが、胃潰瘍や胃の悪性腫瘍に対する内視鏡手術症例や肝・肝内胆管の悪性腫瘍に対してステント留置術等の内視鏡手術を行う症例などを行っています。また、胆管炎などの疾患に対しては保存治療も行っております。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 359 14.02 16.94 19.22 *74.54
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 70 24.54 20.78 11.43 *77.29
010061xxxxx0xx 一過性脳虚血発作 手術・処置等2 なし 45 3.22 6.31 0.00 *68.09
010060xx99x21x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 あり 39 28.77 30.25 38.46 *81.92
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 38 19.63 16.89 36.84 *70.18
脳梗塞の症例が多く、特に発症してから3日以内に治療を開始している場合が最も多くなっております。脳卒中症例は、地域連携パスを使用し近隣の回復期病院への転院を積極的に推進しており、転院率が高くなっています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 58 15.10 13.75 1.72 67.71
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 45 3.24 7.38 0.00 *70.38
110280xx991xxx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 あり 29 7.55 6.01 0.00 49.00
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 29 11.28 11.35 6.90 *65.28
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 26 25.62 20.78 19.23 *79.92
慢性腎不全の症例が大半を占めています。透析導入目的で入院した症例から、透析導入まで至っていない症例までや重症な症例など幅広く診ています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050070xx03x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 なし 453 3.27 4.47 0.00 *66.91
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 247 3.12 4.18 0.40 *71.39
050030xx03000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 103 5.89 11.37 0.97 *69.99
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 97 20.27 17.33 10.31 *81.48
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 96 5.55 9.59 0.00 *78.34
経皮的カテーテル心筋焼灼術による不整脈治療入院や経皮的冠動脈ステント留置術による狭心症治療入院が多くなっています。また、循環器内科の病棟にはCCUが併設されており、救命救急体制も整っています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 314 5.02 6.22 0.00 2.33
0400801199x0xx 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 219 4.98 5.61 0.91 4.76
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 194 4.66 6.38 0.00 3.91
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 173 7.29 6.11 0.58 0.00
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし 166 3.77 9.83 0.00 4.74
気管支炎、喘息、上気道炎、肺炎などの呼吸器疾患の症例数が多くなっています。また、当院は新生児センターが設置されているため低出生体重など新生児症例も多く診ています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1 なし 214 8.21 9.77 0.00 *60.89
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 151 3.17 4.54 0.00 *67.97
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 85 15.81 14.81 2.35 *73.14
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 84 9.19 9.08 1.19 *71.86
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 56 4.89 5.32 1.79 45.80
外科で最も多いのは乳癌に対する手術症例です。。2番目には鼠径ヘルニアの手術症例が多く、特に侵襲性の低い腹腔鏡を用いた手術を行っております。また、ダヴィンチで従来の手術よりも低侵襲な手術が行われています。
小児外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア(15歳未満) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 76 3.00 2.73 0.00 4.13
060170xx02xx0x 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 定義副傷病 なし 21 2.95 6.85 0.00 3.67
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 18 3.61 5.32 0.00 11.17
060150xx99xxxx 虫垂炎 手術なし - - 8.00 - -
060150xx02xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 - - 9.49 - -
小児外科で最も多い症例はヘルニアに対する手術症例です。次いで虫垂炎の症例が挙がっています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 148 31.85 25.29 44.59 *78.20
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2 なし 86 18.28 19.60 4.65 72.64
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 83 15.75 18.76 1.20 70.13
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 56 20.18 21.38 1.79 74.63
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 40 12.43 17.84 7.50 50.75
股関節・大腿近位骨折の症例が最も多くなっています。転院率は40%を超えており、手術後に地域連携パスを活用して早期に近隣の回復期病院への転院を推進している結果としてこのような数字となっています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし 24 2.00 2.74 0.00 76.63
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 なし - - 6.48 - -
140210xx97xxxx 先天性耳瘻孔、副耳 手術あり - - 3.24 - -
180060xx97xxxx その他の新生物 手術あり - - 5.63 - -
090010xx05xxxx 乳房の悪性腫瘍 ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後) - - 7.26 - -
患者数は少ないものの、入院中は副科として介入することが多いです。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 65 21.20 18.68 44.62 *62.29
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 52 6.85 9.83 9.62 *77.17
010040x199x0xx 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 37 29.46 22.21 51.35 *71.59
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 33 6.64 7.99 12.12 *61.64
010010xx03x00x 脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 22 16.45 19.89 13.64 62.18
脳出血に対する緊急治療と、外傷性慢性硬膜下血腫に対する外科的治療を多く行っています。脳出血の患者さんは急性期状況を脱した後、地域連携パス等を活用して近隣医療機関で回復期治療を行う場合が多いため転院率が40%を超えています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx02x0xx 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 手術・処置等2 なし 115 7.77 9.82 0.00 69.80
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 37 11.19 9.59 0.00 34.62
040150xx97x0xx 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術あり 手術・処置等2 なし 10 22.50 28.41 0.00 68.70
040030xx97xxxx 呼吸器系の良性腫瘍 手術あり - - 8.44 - -
040010xx01x0xx 縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 縦隔悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし - - 8.41 - -
肺の悪性腫瘍が最も多く、次いで気胸の症例が挙がっています。それらほとんどが手術症例となっています。症例数は少ないですが、縦隔腫瘍や胸腺腫の切除術も行われています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050080xx0101xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 53 15.83 20.84 5.66 67.77
050050xx0101xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 33 15.73 21.11 6.06 72.85
050161xx9900xx 大動脈解離 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 25 24.88 16.32 16.00 *73.12
050163xx01x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等2 1あり 15 25.67 27.01 20.00 71.60
050161xx01x1xx 大動脈解離 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等2 1あり 12 34.00 29.35 8.33 68.92
心臓血管外科の大半は手術目的の予定入院となります。弁膜症に対する弁置換・形成術や狭心症に対する冠動脈バイパス手術を多く行っています。また、胸腹部の大動脈解離に対する緊急入院の症例も多くなっています。その場合、緊急手術を行う場合ももちろんありますが保存治療を行う場合もあります。いずれもICUやCCUで初期治療を行っています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし 54 3.31 6.92 0.00 *75.65
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし 53 13.40 12.98 0.00 *65.60
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 手術あり 手術・処置等1 なし 24 2.75 4.65 0.00 56.88
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし 22 2.23 3.77 0.00 *61.73
070395xx970xxx 壊死性筋膜炎 手術あり 手術・処置等1 なし - - 35.40 - -
皮膚の悪性腫瘍の症例や良性腫瘍の症例が多くなっています。良性の場合は悪性の場合と比べると平均在院日数が短い傾向があります。急性膿皮症(蜂窩織炎等)の症例も近年増えています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 255 2.17 2.45 0.00 71.73
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし 112 6.56 6.81 0.00 *75.87
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病 なし 82 5.56 5.16 0.00 60.35
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 76 6.64 7.77 0.00 73.86
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 67 11.25 11.11 0.00 66.63
前立腺癌疑いに対する前立腺生検を行った場合の患者数が最も多くなっています。前立腺生検患者を除くと、膀胱悪性腫瘍手術を実施した症例や前立腺癌に対する症例が多くなっています。また、ダヴィンチで従来の手術よりも低侵襲な手術が行われています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 135 5.87 5.88 0.00 44.97
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし 109 11.17 9.84 0.00 55.94
12002xxx02xxxx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 103 3.09 2.92 0.00 44.82
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 98 4.84 5.97 0.00 39.53
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 91 5.57 4.07 0.00 53.38
子宮の良性腫瘍に対する手術や子宮頸・体部の悪性腫瘍に対する化学療法目的・手術目的の症例が多く占めています。婦人科の手術症例では、開腹手術や、より低侵襲な腹腔鏡下の手術も積極的に取り入れています。また、当院は総合周産期母子医療センターとして多くの分娩を取り扱っています。帝王切開術、吸引分娩術、鉗子分娩術にて出産となるような症例も多く扱っています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 286 2.00 2.49 0.00 *75.22
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 98 4.98 5.47 0.00 *71.29
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり 片眼 44 11.91 7.53 0.00 58.59
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり 片眼 33 3.06 4.83 0.00 *71.45
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり 片眼 32 2.59 4.52 0.00 74.34
眼科は手術目的の入院がほとんどです。その中でも、白内障、水晶体の疾患に対して水晶体再建術を行うケースが多くなっています。退院後に外来で1,2回フォローした後、かかりつけ医に通院となるため転院率は0%となっています。上記症例を除くと、硝子体に対する手術を実施した症例が多くなっています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 156 6.45 7.35 0.00 12.01
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 50 6.26 5.84 0.00 50.22
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり 45 2.00 2.02 0.00 57.09
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 34 6.12 5.63 0.00 *43.35
03001xxx99x3xx 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 3あり 32 17.56 26.52 0.00 62.66
扁桃腺、慢性副鼻腔炎の症例が多く診られています。扁桃腺は、小児や若年者の患者さんが多く平均年齢が低くなっています。慢性副鼻腔炎は若年者から高齢者まで幅広い年齢層の疾患となっております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 68 19 18 45 50 - 1 8
大腸癌 61 44 63 49 37 10 1 8
乳癌 102 76 31 - - - 1 8
肺癌 116 50 83 144 192 97 1 8
肝癌 - 18 27 - 28 28 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
罹患率の高い5つのがん(胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌)を病期(ステージ)ごとに集計したものです。医師が「がん(がん疑い)」と診断した時に1件とカウントされ、①がんの大きさや進展度、②リンパ節転移、③遠隔転移の有無によって病期(ステージ)が決定します。病期(ステージ)は数字が大きいほど「進行しているがん」であると表されます。
病期(ステージ)が不明の症例は、上記の①~③に一つでも不明な項目がある症例を表し、不明な項目を明らかにするための検査入院症例も含まれています。
当院では肺がんの患者が最も多く、次いで大腸がんの患者が多くなっています。 StageⅠの早期がんだけでなく、stageⅣの末期がん患者も多くなっています。また、がん診療連携拠点病院の機能を発揮し、QOLに合わせた総合的ながん医療を提供しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 19 11.58 54.95
中等症 224 16.82 *73.86
重症 99 21.99 *80.81
超重症 40 16.43 *82.88
不明 - - -
市中肺炎とは普段の社会生活を送っている中で罹患した肺炎を言います。高齢者では症状がはっきりしない場合もあり、できるだけ早期に適切な抗菌薬を適切な量と期間で投与する必要があります。当院では「中等症」の症例が最も多く、全体の約60%を占めています。年齢が高いほど重症度が高くなる傾向にあり、平均在院日数も長くなっています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 492 17.75 *75.16 22.94
その他 31 19.06 *72.16 2.29
発症から3日以内の症例が圧倒的に多く、その症例の多くが西三河南部西医療圏内で脳卒中地域連携パスの整備により地域の回復期病院や開業医へ転院するなど早期退院を進めています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
血液内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K922-2 CAR発現生T細胞投与 51 6.45 11.96 0.00 64.43
K9212ロ 造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)(自家移植) 20 2.60 1.00 0.00 58.50
K921-31 末梢血単核球採取(採取のみ) 20 1.00 4.35 0.00 63.00
K6261 リンパ節摘出術(長径3cm未満) 等 - - - - -
K639 急性汎発性腹膜炎手術 - - - - -
患者さん自身の免疫細胞の遺伝子改変を利用した細胞免疫療法(CAR-T療法)が近年多く行われています。また、急性白血病の自家移植症例に対する造血幹細胞採取の手術も多いです。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 176 1.97 12.34 2.84 *75.25
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 等 160 2.01 7.54 0.63 *74.38
K654 内視鏡的消化管止血術 91 0.53 10.78 6.59 *71.92
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 等 75 1.05 5.57 0.00 74.24
K681 胆嚢外瘻造設術 68 1.03 20.72 10.29 *77.65
胆道結石症例が最も多いため、治療に有効な内視鏡下でのステント留置術や乳頭切開術の症例数が多くなっています。
脳神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 等 14 25.29 32.43 35.71 66.07
K178-4 経皮的脳血栓回収術 12 0.83 17.75 50.00 71.00
K386 気管切開術 - - - - -
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) - - - - -
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) - - - - -
脳梗塞の患者に対して経皮的脳血栓回収術を多く行っています。また、血栓回収術の症例では転院率が高くなっていますが、これは西三河南部西医療圏内で脳卒中地域連携パスを整備し、地域の回復期病院や開業医とも密な連携体制を整えて早期退院を進めている結果となっています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 等 68 4.46 11.12 5.88 *69.68
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回 等 10 12.20 11.30 10.00 75.10
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K6147 血管移植術、バイパス移植術 その他の動脈 等 - - - - -
K616-42 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(1の実施後3月以内に実施) 等 - - - - -
透析治療に利用するシャントを設置する手術を多く行っています。内シャント設置術は通常自己血管を使用しますが、血管の状態によりやむを得ず人工血管を使用した場合は血管移植術、バイパス移植術(その他)の術式となります。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 等 391 1.26 1.27 0.26 *68.45
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 等 170 1.35 1.58 0.00 *71.51
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 等 90 0.03 12.58 2.22 *70.07
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術 その他のもの 等 81 1.21 1.12 0.00 59.99
K555-22 経カテーテル弁置換術 経皮的大動脈弁置換術 等 77 2.17 6.79 3.90 *83.78
心房細動治療のための経皮的カテーテル心筋焼灼術(アブレーション)や狭心症治療のための経皮的冠動脈ステント留置術(PCI)を多く行っています。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術 仮死第1度のもの 等 186 0.00 12.57 0.54 0.00
K9132 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの 137 0.00 46.85 2.19 0.00
K7151 腸重積症整復術 非観血的なもの 等 - - - - -
K653-3 内視鏡的食道及び胃内異物摘出術 - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
総合周産期母子医療センターの指定を受けている当院では出生時における新生児の仮死蘇生術を多く行っており、中でも気管内挿管を要する仮死第2度の症例を多く診ています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 等 158 1.00 6.23 0.00 59.58
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 104 0.96 4.02 0.00 58.47
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 78 0.95 1.35 0.00 *72.76
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 74 1.00 1.03 0.00 63.22
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 55 0.38 3.49 1.82 45.33
悪性腫瘍に対する手術や腹腔鏡下の手術が多くなっています。また、ヘルニアの中でも対象患者が最も多い鼠経ヘルニアに対する手術も多いです。
小児外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 76 1.00 1.00 0.00 4.13
K6333 ヘルニア手術 臍ヘルニア 20 1.00 1.00 0.00 3.55
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 18 0.33 2.28 0.00 11.17
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの - - - - -
K836 停留精巣固定術 - - - - -
腹腔鏡下の鼠径ヘルニアに対する症例が最も多く、近年は臍ヘルニアに対する症例数も増えています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(股) 等 149 2.10 15.15 1.34 71.64
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 134 2.73 25.08 37.31 *74.98
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定) 等 83 1.66 16.48 8.43 72.70
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 60 3.20 14.17 11.67 67.60
K0462 骨折観血的手術(下腿) 等 58 2.16 6.79 8.62 *54.34
人工関節置換術と骨接合手術を多く行っています。大腿骨骨折の骨接合手術は高齢の方に多く、継続したリハビリテーションが必要になります。そのため近隣医療機関と連携して治療を行うことが多く、転院率が高くなっています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2191 眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 23 0.00 1.00 0.00 76.22
K288 副耳(介)切除術 - - - - -
K016 筋(皮)弁術 - - - - -
K476-4 ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後) - - - - -
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径3センチメートル以上6センチメートル未満 - - - - -
眼瞼下垂症に対する手術を多く行っております。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 57 1.09 8.12 14.04 *79.33
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの 等 27 2.56 19.30 11.11 61.63
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 等 23 0.74 25.13 21.74 64.52
K1781 脳血管内手術 1箇所 等 21 0.81 29.05 33.33 57.95
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 - - - - -
慢性硬膜下血腫に対する手術を多く行っています。リハビリテーションが必要な患者に関しては他院と連携し継続してリハビリテーションが行えるように努めています。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 等 59 1.42 5.86 0.00 70.64
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) 等 39 6.64 4.15 0.00 36.69
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) 等 38 1.08 5.71 0.00 68.74
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 等 13 1.62 4.00 0.00 70.38
K5143 肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 等 10 2.10 22.70 10.00 72.30
手術適応となった肺癌や気胸の患者で開胸の必要がない場合は胸腔鏡下手術を行っています。胸腔鏡下肺切除術は若年層に多い気胸に対して行っているため平均年齢が低くなっています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術 2吻合以上のもの 等 24 4.00 14.17 16.67 72.92
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの) 2吻合以上のもの 等 23 3.48 10.78 4.35 70.87
K560-22ニ オープン型ステントグラフト内挿術 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術 その他のもの 等 16 1.75 55.25 37.50 68.25
K5551 弁置換術 1弁のもの 等 15 1.67 12.33 0.00 69.13
K5552 弁置換術 2弁のもの 等 11 2.09 15.36 18.18 72.91
当院では、弁置換の手術症例が最も多いです。次いで、虚血性疾患に対して人工心肺不使用下での冠動脈・大動脈バイパス移植術を多く行っていますが、人工心肺を用いての冠動脈・大動脈バイパス移植術を行う症例も多くあります。また、同時に複数の手術を行う症例もあります。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 等 60 0.07 2.48 0.00 *75.77
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径6センチメートル以上12センチメートル未満 等 21 0.14 3.38 0.00 56.43
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2センチメートル未満 - - - - -
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径3センチメートル以上6センチメートル未満 - - - - -
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2センチメートル以上4センチメートル未満 等 - - - - -
良性、悪性腫瘍の切除や自身の正常な皮膚を欠損部分に移植する植皮術を行っています。移植した皮膚は4日程度で新しく血が通うようになります。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 等 178 1.48 4.68 0.56 *75.61
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 84 1.36 3.25 0.00 60.52
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 67 1.57 8.69 0.00 66.63
K841-5 経尿道的前立腺核出術 60 1.33 4.37 0.00 74.07
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 31 1.29 9.65 0.00 65.45
膀胱悪性腫瘍に対する手術で、尿道から内視鏡を挿入して腫瘍を切除する経尿道的手術を多く行っています。腫瘍全部を切除する場合と腫瘍の広がりを確認するために一部のみを切除する場合があります。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術(内視鏡手術用支援機器使用) 等 152 1.03 4.03 0.00 47.95
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 等 111 1.09 3.08 0.00 38.94
K867 子宮頸部(腟部)切除術 101 1.00 1.09 0.00 44.75
K877 子宮全摘術 68 1.57 7.51 0.00 55.99
K879 子宮悪性腫瘍手術 68 1.93 10.25 0.00 57.66
子宮平滑筋腫や子宮癌に対する子宮全摘術や子宮附属器腫瘍摘出術や子宮頸部切除術が多くなっています。総合周産期母子医療センターの指定を受けている当院では、近隣のクリニックや病院では対応が困難な妊産婦が受診するため、帝王切開を施行する件数が多くなっていますが、このページには自費の請求書が発生する症例は表示していません。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 294 0.03 1.00 0.00 *75.02
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの 等 166 0.06 6.27 0.00 *67.32
K281 増殖性硝子体網膜症手術 27 0.00 6.93 0.00 64.81
K2682イ 緑内障手術(流出路再建術)(眼内法) 等 21 0.00 1.05 0.00 71.48
K279 硝子体切除術 19 0.05 1.00 0.00 *76.00
白内障に対する水晶体再建術が症例数の大半を占めています。また黄斑円孔等に対する硝子体茎顕微鏡下離断術も行っています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 等 152 1.60 4.14 0.00 13.97
K347 鼻中隔矯正術 30 1.53 4.00 0.00 38.00
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 等 24 1.21 4.79 0.00 49.42
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの) 等 22 2.00 6.91 0.00 55.23
K4611 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術 片葉のみの場合 19 2.68 5.05 0.00 52.74
扁桃炎に対する口蓋扁桃手術を多く行っています。また副鼻腔炎等に対する内視鏡下鼻・副鼻腔手術も多く行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 10 0.05
180010 敗血症 同一 88 0.43
異なる 39 0.19
180035 その他の真菌感染症 同一 11 0.05
異なる 36 0.17
180040 手術・処置等の合併症 同一 101 0.49
異なる - -
医療の質向上のため、臨床上ゼロにすることはできませんが、少しでも改善すべき項目として4つの傷病名について公表しています。
【播種性血管内凝固症候群とは?】
本来出血箇所のみで生じるべき血液凝固反応が、全身の血管内で無秩序に起こる傷病です。早期診断と早期治療が求められる重篤な状態です。入院後に発症している症例が多く、感染症が重症化するケースや基礎疾患が影響しているケースが多いと考えられます。
【敗血症とは?】
病原体が全身に波及したもので非常に重篤な状態です。無治療ではショック、DIC、多臓器不全などから早晩死に至る疾患です。感染症が重篤化し発症している症例が多くみられます。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
2290 2078 90.74%
肺血栓塞栓症とは、血栓(けっせん)(血液のかたまり)などが肺動脈につまった状態を肺血栓塞栓症といいます。生命にかかわることもある危険な病気です。当院では予防のために圧迫ストッキングの着用や弾性包帯を使用しています。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
17986 8624 47.95%
広域抗菌薬を使用する際に投与開始時に血液培養検査を行うことが望ましいプラクティスとされています。また、血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
2471 2045 82.76%
広域抗菌薬を使用し続けると、耐性菌が増え、治療する選択の幅が少なくなります。抗菌薬を適正に使用するためには、血液培養を行い、どのような細菌が原因であるのかを調べることが重要です。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
225622 635 2.81‰
入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
225622 34 0.15‰
インシデントの影響度分類とは、ヒヤリハットやインシデントが発生した際に患者さんに与えた影響の大きさを段階的に分類したものです。
レベル0:影響なし、レベル1:観察・処置の必要なし、レベル2:経過観察、処置の必要あり(軽度)、レベル3a:経過観察、処置の必要あり(中程度),
レベル3b:レベル3b:経過観察、処置の必要あり(重度)、レベル4:永続的な障害が残る可能性、レベル5:死亡
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
3375 3360 99.56%
現在、細菌感染を起こしていないが、手術後の感染をできるだけ防ぐために、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。開胸、開腹を伴う手術等は、手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
220273 72 0.03%
褥瘡は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。褥瘡は患者の QOL の低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。そのため、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の 1 つにとらえられ、1998 年からは診療報酬にも反映されています。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
10630 3069 28.87%
早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につながります。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
225622 11693 5.18%
身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害を生ぜしめる可能性もあるため、代替方法が見出されるまでの間のやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、できる限り早期に他の方法に切り替えるよう努めなければならないものとされています。
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