総合周産期母子医療センター

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総合周産期母子医療センターは、小さな命を守るため、
地域と手を取り合った医療提供を目指しています。

当院は平成22年12月より、愛知県下3番目、三河地区では初の総合周産期母子医療センターを開設しました。

当センターは母体胎児センター、新生児センターで構成され、今まで手薄であった新生児搬送を"新生児ドクターカー「きらり」"により実施しています。しかし設備が充実しても、当院のみで西三河の周産期・新生児医療を支えることは不可能であり、地域の医療施設とのより緊密な連携は言うまでもありません。これからも地域の皆さんと手を取り合って、西三河南部を中心とした地域の周産期・新生児医療を守り、充実させ、「妊婦さんが希望に満ち、産婦さんが喜びに満ち、生まれたベビーが健やかに育っていただくこと」を願ってスタッフ一同全力で取り組んでまいります。

母体胎児センター
(産科・MFICU)

診療体制のご案内

当センターは、6床の母体・胎児集中治療室(MFICU)より成り、58床の一般産科病棟とともに、三河地区の産科医療における基幹的役割を担います。 周産期専門医を中心としたチーム医療により、各種合併症妊娠をはじめ、異常妊娠、胎児異常、異常分娩、産褥異常、周産期感染症など、母体・胎児をめぐるあらゆる問題に対応します。年間の分娩件数は県下随一であり、またその約7割が、妊娠に何らかのリスクを有するハイリスク妊娠です。

また、複数の産婦人科医による当直体制をとり、地域の産科施設からの母体搬送を、24時間体制で受け入れています。麻酔科との緊密な連携のもと、一刻を争う超緊急帝王切開にも対応しています。

職種構成

  • 医師
  • 助産師
  • 看護師
  • 薬剤師
  • 事務員

施設概要

病棟 4階東病棟・MFICU、サテライト
病床数 母体胎児集中治療室(MFICU) 6床
一般産科病室 58床
保有機器一覧 分娩監視装置 7台
呼吸循環器装置 6台
超音波診断装置 2台
  • MFICU(スタッフステーション)

  • MFICU(病室)

  • 陣痛室

  • 分娩室

  • 新生児室

  • 授乳室

新生児センター
(NICU・GCU)

診療体制のご案内

新生児センターはNICU18床および後方病床であるGCU36床を有し、年間に700人以上の入院に対応しています。超低出生体重児30例、それ以外の極低出生体重児30例、人工換気療法症例(CPAPを除く)約120例の診療実績を持ち、低体温療法、CHDFやECMOを含めた血液浄化療法など、最高最新の医療を提供できるよう積極的に取り組んでいます。

また平成22年8月より新生児専用救急車「きらり」を配備し、緊急搬送依頼にも対応しています。

母体搬送を含めて周辺周産期医療施設との連携を強化しネットワークとして周産期医療の向上に努めています。設備面の充実に対して、当センターの提供する診療の基本は「チーム医療と熱い気持ち」です。最善の診療を追求するとともに、常に患者家族そして本人の心情に配慮し、スタッフ一人一人の力を結集し、ベビーの将来がより豊かなものとなるよう尽力いたします。

センター内には多くの職種が専従として診療に加わっています。また新生児搬送に備えて24時間体制で運転手も院内に待機しています。ご家族を含めて、これらスタッフそれぞれが、「チーム医療と熱い気持ち」を有する、我がチーム医療に欠くことのできない大切なメンバーです。

職種構成

医師
  • 新生児指導医
  • 新生児専門医
  • 新生児蘇生法インストラクター
看護師
  • 新生児集中ケア認定看護師
  • 新生児蘇生法インストラクター
薬剤師
臨床検査技師
臨床工学技士
理学療法士
ソーシャルワーカー
臨床心理士
事務員

施設概要

総病床数54床がゆとりをもって配置されており、授乳室や沐浴室、ファミリールームを完備し、ご自宅の生活に向けたサポートも万全です。また"安らぎと癒しの環境"をインテリアコンセプトに病棟アートや音と光の調和により心地よい環境を整えております。

病棟 4階西病棟、NICU・GCU
病床数
  • 新生児集中治療室(NICU) 18床
  • 継続保育室(GCU) 3床
保有機器一覧
  • 人工呼吸器 33台
    (内SiPAP 17台、ドクターカー用 1台、搬送用呼吸器 1台を含む)
  • 閉鎖型保育器 31台
  • 開放型保育器 9台
  • 搬送用保育器 3台(内ドクターカー用 2台を含む)
  • 生体情報モニター 59台(内ドクターカー用 1台、搬送用 2台を含む)
  • 光線治療器 13台
  • 超音波検査装置 3台
  • 脳波計 2台
  • 低体温療法機器 1台
  • 低圧持続吸引器 3台
  • センター入口

  • サロン・受付

  • ファミリールーム

  • NICU

  • 沐浴室

  • GCU

  • 授乳室

周産期搬送体制・
ネットワーク体制

母体搬送

母体搬送とは妊婦・産婦・褥婦さんを母体救命、胎児・新生児の予後の改善の為に一次もしくは二次の産科医療施設より、救急車等で高次医療施設へ搬送されることをいい、特に胎児・新生児のリスクが予測される場合は、新生児搬送に先立って実施すべきとされています。

しかし近年その数は増加の一途をたどり、時には産科病床が満床となり、新たな母体搬送の受け入れが困難となっています。そこで症状が改善し一定の妊娠週数に達した場合は、搬送元の施設へ戻っていただく、バックトランスファーを実施することもあります。さらにNICU等の受け皿がなくなり、やむ得ない場合には周産期センター間での母体搬送を行い、急場を凌ぐ場合もあります。

新生児搬送

新生児ドクターカー

マイクロバスをベースとし、新生児専用の救急車として改造しました。

車内には、HFOも可能な人工呼吸器を搭載し、重症呼吸障害に対しても適切な診療を提供しながら搬送することができます。また中央に開放型保育器を設置し、いかなる緊急処置も可能になっています。双胎に対応すべく新生児2名を同時搬送することができ、まさに動くNICUといっても過言ではありません。ちなみに、「きらり」は"ベビーの輝く未来に希望を抱く"ことから命名し、スタッフ一同、誇りと愛着を持って呼び親しんでいます。

新生児搬送

新生児搬送に関しては、西三河南部地区を中心に、各医療機関のご理解とご協力をもって搬送ネットワークとして機能しています。実際には、安城更生病院NICUへのホットラインによる極めてシンプルな依頼方法で新生児搬送要請をお受けし、新生児専用救急搬送車「きらり」を出動させ、医師および看護師が可及的速やかにベビーのもとに駆けつけます。

「きらり」内部では、人工呼吸器をはじめ蘇生処置が可能であり、しかも医療を継続したまま適切な収容施設に搬送を可能にします。平成27年12月現在、年間約200回の新生児搬送要請があり、多くのベビーの救命にあたっています。

献身的な産科医療の中にあっても不測の事態はゼロにはなりません。この新生児搬送システムは、大切な大切なベビーの未来がより豊かなものとなるように誠心誠意サポートしていきます。

迎え搬送

  1. 01.対象児発生

  2. 02.ホットラインに直通搬送依頼

  3. 03.新生児ドクターカー出動

  4. 04.新生児ドクターカー到着
    *新生児搬送情報提供書にて情報伝達

  5. 05.分娩施設にて必要な処置を実施

  6. 06.ご家族へ説明

  7. 07.当センターへ搬送入院

西三河周産期医療ネットワーク協議会

総合周産期母子医療センター開設に際し、母体搬送システム・新生児搬送システムの充実およびより円滑な運用を目指して、西三河周産期医療ネットワーク協議会を立ち上げました。西三河の南部と中心とした周産期医療に関わる病院および施設(産婦人科医院・所産院)の代表者が集い、実績報告・意見交換が行われています。本協議会を通じて、より緊密な施設間の連携を築くと同時に、より充実した周産期医療体制を構築することで西三河の妊婦さんがより安心してお産していただけることを目指します。

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